昭和の一桁生れの我が輩の一銭玉の思い出を綴る。
古い小箱から戦争が終わる昭和20年までの一銭玉が見つかった。
戦争のために物資が欠乏して、大きな銅貨だった一銭玉が小っちゃなアルミ貨になり、終戦間近の昭和19年にはアルミニュームは航空機の材料に廻させれて錫貨になった。
一銭の貨幣は現在はないが、株の取引や円高、円安と言われる為替などの端数だけに生きている。
大きかった銅貨の一銭玉は昭和12年までで終わり、以後はアルミニューム貨になった。
大きな一銭玉を母にねだって、それを手のひらに握って駄菓子屋へ走った頃を思い出す。一銭玉で買えたものは「ダルマ飴」と言って飴をダルマの形にして割箸の先につけたものだった。それから「あんこ玉」あんこを団子ように丸めて表面を片栗粉で覆ったものだった。一銭玉が100枚で一円になる勘定だった。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿